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›2007年04月13日(金)

君と僕の6ヶ月

6ヶ月が、過ぎました。
今月はあの時と、曜日が同じです。

HDDの整理をしていて、残したままになっていた少年倶楽部の「BUTTERFLY」を見ました。
その時、ちゃんと仁が歌っている姿を見るのは久しぶりだと言う事に気がついた。
そんなつもりはなかったけれど、もしかしたら無意識に避けていたのかもしれないと思いました。

「でも君との思い出は消えないさ 今もこの胸に」

14日に、仁がいないKAT-TUNコンに行きます。
私は多分、仁の声を探すでしょう。
いないとわかっていて探すでしょう。

最初からいなかった曲では仁の声は探さないし、もしも歌っていたら…なんて思わないけれど。
(それは「ONE ON ONE」や「SPECIAL HAPPINESS」に仁の声を探さないのと同じ感覚)
耳に馴染んでいる曲を聴いたら、仁の声を探すでしょう。

上書きされないように、戻ってきたらCDを聴くかDVDを見るでしょう。

最初から6人であるという可能性を思ってではなく、KAT-TUNのコンサートに行きたいと思っただけだと断言できるけれど(私はコンサートが発表された時点で「6人かも」という期待は持たなかったので)、一方で、彼の声のない既存曲を聴く可能性について、その時点でちゃんと分かっているつもりでも、しっかり実感として理解できていたかどうかは怪しいかもしれない。

だけど仁のパートを他の誰かが歌っていても「間違い」だなんて言わない。それが今現在の「KAT-TUN」であることは否定できないから。
KAT-TUNはK・A・T・T・U・Nの6人だと勿論思っている。そこを疑ったことはないけれど。そこに存在しない人間に妙な義理立てをする必要はないと、思う。
そんな気持ちを説明するのは、困難だけれど。多分なかなか伝わらないだろうけれど。

まだ、それぞれの結論は先延ばしにされたままだろうか。

未来は変わるものだから、未来への約束を信じていいのか。
そもそも、未来への約束は存在するのか。
仁は、約束などしなかったのではなかったか。

「手ぇ挙げろ…約束!」

そう、あの時みたいなきっぱりとした約束なんてしなかった。

だけど未来は変わるものだから。
未来の約束なんてなくたって。

代わりなんていないから。
代わりなんていらないから。
代わりなんて誰にもできないから。

6ヶ月という時間を過ごして、変わってなくて。
世界はそんなに変わってなくて。
気持ちはもっと変わってなくて。
まだまだ「過去の人」にはしていないから。

5人を否定したくない。
1人を排除してしまいたくはない。
6人ひとまとめに固執したくない。

誰でもいいわけじゃない。
5人がいいわけじゃない。
6人じゃないとだめなわけでもない。
…だけど本当は6人がいい。

「どうしても君がいい 痛みばかりが増えても」

キャリアを積んだ5人と、別の場所でそのキャリアに関しては休んで別の経験値を積んだ(はずの)1人。
元の席はもうなくて、以前より先の未来に進んでいたとして、そこに追いつくチカラを持っているならば、再びそこに戻れば良い。
だけどチカラが足りなかったら、そこに戻れるようにすれば良い。
簡単に戻れるなんて思わない。
けれど、戻るチカラがない人だなんて思わない。

あの時「君と僕」の「6ヶ月」ではなくて「君」と「僕」の「6ヶ月」を選択した。
その事は間違ってなかったんだろうと思う。どんな結末が待っていても。
思い描いたような未来でなかったとしても。

それでも戻って来なかったらどうしよう、と思う。
戻ってくるよ、と自信に満ち溢れた状態で言えない。
だけど矛盾しているけれど、戻って来ないはずはない、と心の奥底では思っている。
だから、戻って来ないよと諦めたりはしない。

「あの日俺たちが信じた夢 刻むハルカナ約束」