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›2003年02月23日(日)

見えないもの。

3年くらい前に「そうは言ってても、1年くらい後には絶対亀梨のことカワイイって言い出すよ」という宣告をされた事がある。

それを言われたのは、それまでのジャニ的経歴がほぼ似通っていた「タイミングがズレにズレて同担になった事はなかったものの好みは近い」と自他共に認めていた友達が、突然「亀梨カワイイ」と言い出した時だった。
その時は彼女が言った上記宣告を「あ・り・え・な・い!」と思いっきり否定していたのだけれど、2003年現在の私は「カメかわいいー」をきっと気のせいではなく、連発してる…ような気がする(まだ抵抗するか/笑)。

さて、実際のところその「宣告」から約1年後、2001年春のJr.のコンサートの時には、大阪コン初日と重なったJ2000の試合でケガをした亀梨が、翌日のコンサートのほとんどに出て来なかったとしても、なんの心配もしていなかった(今は、ひとりでもKAT-TUNのメンバーが欠けてたりなんかしたら気が気じゃないのにね)。この時点で「ハズれたな」なんて思っていたのだけれど、実際はこの数ヶ月後、亀梨に対しての意識が急変した。

「ひとつ屋根の上(2001/10-2002/3)」を見てからである。

「ひとつ屋根の上」は、番組内の企画で(ジャパン☆ウォーカー内の1コーナー)都会のビルの屋上を借り、その屋上を緑化と自給自足を目標に、Jr.の3人が色々と失敗しつつも挑戦していく企画で、最初の課題は「屋上に畑を作ろう」で始まった。
畑を作るには、当然土が必要になる。それも、大量に。
その土を屋上に運ぶことになった時、真っ先に、ごく自然にイヤそうな雰囲気も全く感じさせずに土の入った袋を担ぎ上げていたのが亀梨だった。

それが「あ、この子はすっごくいい子なんだ」と、根底にあった認識が変わった瞬間。

3人の誰かがリーダーとして仕切っているという感じではなかったのだけれど、土を運んだり苗を運んだりというさまざまな力仕事をも、一番華奢に見える、一番年下の亀梨が率先して始めている感じだった。しかも決して「やらされてる」雰囲気でもなく。

亀梨はその時だけでなく、このコーナー中で次々と与えられる課題をクリアーするために新しい行動を起こす時、誰かから「はい、じゃあコレをやって」と言われなくても動いている姿を見せていた。
その時まで見えていなかったものが、一気に見えて来て、私が「亀梨カワイイ」と連呼し始めるに、そう時間はかからなかったのである。

KAT-TUNの中でも、亀梨は一番年下。実際のリーダー(キャプテン)は上田なのだけれど番組や雑誌での「真のリーダーは誰?」というような質問には、亀梨という意見が多く見られるのは、こういうところなのではないかな、と思う。

そういう亀梨のバックボーンに何があるかっていったら、きっと四人兄弟の三男であることと、野球少年だったこと、なんじゃないかなと思う。
直接的にどうこうではなくて、でも、大切なことは全部この子、野球で学んできたんじゃないかな。本人も意識してない、知らず知らずのうちに。

見えないものは、たくさんある。
見ようともしないで、決め付けちゃうのはもったいないよね。

2003年2月23日、亀梨和也くん、17歳オメデトウ。