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›2002年10月04日(金)

Magic Channel

個人的に「裸の少年リピート回数Best1」に君臨するロケは「鍋五番勝負」だったりする。

ちゃんこ鍋の雑炊で勝って「ぐふふ」と笑うことしかできなかったり、
「おいしいです」と厨房に向かって言ってしまい、シロウトであるお店のおかみさんから
「カメラ見た方がいいんじゃない?」とアドバイスされたり、
はたまた、ぎゅっと目を瞑ったままジャンケンして、うっかり騙されそうになったり…。
なんだかハラハラしてしまって目が離せない子だなぁ、という印象だった。
そんな上田がかわいくてかわいくて仕方ないのだ。
(いや、鍋五が好きなのは上田だけが理由ではないのだけれど)。
このロケで「上田はカッコつけてクールぶってる子」という印象が崩壊した。

現在の私の中の「上田竜也ってこんな子」っていうのは、裸の少年での印象が強い。いや、ほぼ裸の少年で見た姿で構成されている気がする。

目利きのために抱き上げた動物の身体に顔を近づけてクンクンと嗅いでいたり、
(エンディングのタイ映像のホワイトタイガーも抱き上げるなりクンクンやってたな/笑)
説明されたはずの十番勝負のルールが全く判ってなかったり、
食べる事に専念しちゃって「夢中」のテロップを出されたり、
プールの飛びこみ台の上で、高さの恐怖に泣いてしまったり…

なんだ、こいつ、面白いじゃん。
今まで見てなかった部分だっただけなのだろうけれど、そう思った。

それまでだって、上田竜也という存在はもちろん知っていたし、
KAT-TUNになる前から、存在だけは知っていたのだけれど、別段気にしてなかった。
最初に覚えた時の「翼くん好き好きの子」という認識から発展していなかった。
カッコつけてる子だなぁ…程度にしか認識していなかった。

実は、そんな風に裸少で見てても「カッコつけてる子だなぁ」ってのは、つい最近まであって、
その「カッコつけてる」が「美学持ってるな」という印象に好転したのは、ここ最近のこと。

ナルシストとか鏡ばかり見てるとか、ネタになっているけれど、それは悪いことじゃなくて、
どう見えるか、キレイに見えるのがどの角度であるかを、(多分)認識していて流さないから、
ダンスの時に、KAT-TUN6人の中で唯一上田には「美学」を感じる。

そう、KAT-TUNのリーダー上田竜也は「スーパー天然Z」と「涙」だけではないのだ。

コンサートでのソロでは、ビシっと踊りを決めてくれっちゃったりするのだ。
歌は…歌は…まぁ、まだ改善の余地がありまくりかもしれないけれど。
その直前まで、夏だと言うのに「雪が降ってきた」を熱唱してボケに徹していても、
「Crazy Love」のイントロでユラリと立ち上がった時には、「ボケ」で「泣きキャラ」の上田竜也ではなくなって、聖と中丸を左右に従えて、真ん中で気迫を見せたのだ。

危なっかしいほどの天然っぷりと、涙と、そして美学。
もっと他にも色々ともっているのだったら、これから沢山見せて欲しい。
そして、どれも失わずにいて欲しい。

2002年10月4日、上田竜也くん、19歳オメデトウ。