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›2008年02月27日(水)

花緑がナビする大人の落語ことはじめ/柳家花緑+小野幸恵

昨年9月に独演会に行った時に買ったので、実はサイン本なのです。えへへ。

花緑がナビする大人の落語ことはじめ

一度途中まで読んでいたんですが中断していて読了が今頃に…。「落語って、こんなハナシ」を先に読んだのは正解だったかな(あちらの方がより初心者向けだったから)。
実の兄である小林十市さん(ダンサー・俳優。裕翔が出演していたドラマ「プリマドンナ」でバレエの先生役だった方)との対談での花緑さんの発言がちょっと沁みました。ネット上に文章を書く時も同じように意識している気がして…。

落語の客席が明るい理由がそこにある。お客様を捉えながら話さなきゃいけない。キャッチボールがあるんだよね、客席との間には。見えているんだけど媚を売るわけでもない。笑いを欲しているからって笑いを入れなくてもいい。でも、無視はできない。その第四の壁を常に意識しながら、僕ら高座を勤めている。
この本の中の本文中に登場した噺(+α)の簡単なあらすじが最後にありました。前回読んだものと一部被ってましたけれど。ちなみに現時点で私が一番好きな噺は「紺屋高尾」です。