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›2008年01月17日(木)

娼年/石田衣良

以前から探していた本がどーーーーしても見つからなくて、ネットで購入…の際に、送料対策で一緒に買った本を先に読みました。ええ、私は好物は最後まで残しておくタイプです。
しかし、未読本を全部読むまで買わないと言ってたのにあっさり破ったなぁ(笑)。

娼年

石田衣良さんの作品は「池袋ウエストゲートパーク」原作から入って他の著作も読むようになりました。この物語を執筆している頃のインタビューに「今は男娼する少年が主人公のラブストーリーを執筆中」とあったのが記憶に残ってます。直木賞候補になった時に「ああ、あの時の作品だ!」と思っていたんですが、なかなか読むきっかけがなくて。だって割とタイトルがコレだと抵抗あるよね…なんて清純ぶるな?(笑)。
もちろん、主人公の出会う人たちそれぞれとの所謂「濡れ場」にはストレートな描写が多くあるのだけれど、描写の匙加減が絶妙。やらしいんだけどやらしい場面じゃないような、でもやっぱりやらしいような(笑)。

最後まで読めばとっても切ない愛の物語なのだけど、誰にでも気軽に薦められないタイトルと設定だなぁと。潔癖な人だとドン退きされそうだもん(苦笑)。