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›2004年08月05日(木)

文庫を持って出かけよう!

7月は24時がボーダーライン(眠くなる)だったのですが、ここ1週間は23時頃にはぼーっとしてます。 *1 通勤がバスだった時は移動中に寝ていたのだけど、JRになってからは本を読むようになって仮眠しなくなったのも原因かも。

ということで、最近移動中はとにかく読書。文庫か新書ノベルスが主になってて雑誌は買っても自宅までお持ち帰り。バスの時は雑誌を広げている事が多かったのだけど、座席に於ける自分スペースの広さと、車内の照明がJRより暗かったバスでは文庫のような活字onlyよりも雑誌のように写真もある方が酔いにくかったのかなぁ…そういう事を意識したワケではないんだけどね。

ということで、自宅にある文庫やノベルスで未読のものから漁っていて、最近手持ちが既読ばかりになりつつあったので友達から借りて読んでみました。実は今まで手を出してない作家だった村上春樹の作品で「TVピープル」「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(上)」「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(下)」「羊男のクリスマス」「回転木馬のデッドヒート」の4作5冊。この順番で読んだんですが、実は「TVピープル」の時点で一度挫折しかけました(苦笑)。短編集だったんだけど「え、これオチたの?オシマイなの?」という読後感で困惑…難解でした。持ち主に言わせると「なんでそれから読むかな!」だったっぽい(笑)。
困惑しつつもなんとか読破して「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読み始めたんですが、こちらは読みやすかったので「最初の1冊」って大事だなあと実感。もともと友人のオススメはこの「世界の〜」だったということもあって、1冊目で挫折しつつも2冊目に手を伸ばしたけど、そうじゃなかったら「あ、無理」って2冊目には手を出さなかった思うもん。

借りたのを全部読んでから、他にどんな著作があるのかを調べていたら2003年にサリンジャーの「The Catcher in the Rye」を訳して出版したのって村上春樹氏だったんですね(村上氏の方は「キャッチャー・イン・ザ・ライ」と原題のカタカナ表記)。偶然なんだけど昨日吾郎ちゃんが進行役を務めていた「ディスクロージャー」って番組で、催眠暗示がこの本の一文…かも?ってやってたな、と個人的にタイムリーだったりして。書評を見た記憶があるんだけど誰が訳してたのかは記憶からすっぽり抜けていたなぁ…。サリンジャーは野崎孝さんの訳(「ライ麦畑でつかまえて」)で読んでいて、それが気に入ってるので別訳を手に取らないと思いますが、そうか、あれって村上春樹だったのか、とインプット。へーへーへー(今更でスマン)。

ということで、今日からはまた、手持ちを漁ってます。ひとり遠征の時に空港で買って、結局機内誌読んだり寝たりで読まないまま旅のお供だけした文庫がまだ数冊残っているので(わはは)その辺りから…。それを読破した後は何を読むかに困りそうなので、文庫が夏のキャンペーンをしている間にブックレット貰っておいて、それを見て検討しようかと。オススメがあればそっと囁いてくださると嬉しいかもー(他力本願)。

  • *1 : ということで、これは後日日付詐称で記入(笑)。

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