Peaceful Days

「タカラヅカ 憧れと伝説の90年」と題して、90期の初舞台稽古密着を軸に過去映像などを盛り込んで作られていた番組で、ディープなファンには物足りなかったとしても「ちょっと興味がある」程度だったり「かつてはどっぷりファンだった」という人には有効な番組だったのではないかと。

実は初舞台生のラインダンス稽古に密着って事は、今年の初舞台公演雪組だったしKIMU（音月桂）映るかもー？なんていう動機で録画したんですが、初舞台生のラインダンス稽古で振付している人が映った瞬間に凄い衝撃で「ミツエちゃん！？」と思わず呼びかけてしまったという…。すっかり忘れてた、振付はミツエちゃん（元月組・若央りさ）が担当だったんだよね。そして更に、音楽学校生の演劇の授業が映った時には更にびっくり。シメさんが音楽学校の講師している事は知っていたけどこんな形でお姿を拝めることがあるとは思ってなかった…。退団して10年経ってるっていうのに現役の時の印象のままなシメさんって凄すぎる。インタビューの喋り方も変わってないんですもん。
退団後も姿を見続けられることもファンとしては嬉しいことには違いないとは思うんですが、男役に対しては「男役の○○さんが好きだった」というのがやっぱり根底にあったりして難しい部分もあると思うのね。決して「男」と思って見ているワケではないのだけど、作られた「男役」という姿でのその役者さんが好きだったりすると、女性を演じていると違ったりして（そういう意味では娘役の方が転身してのダメージは少ないと思う）。そこが宝塚の難しいところでもあるし、ヅカファン以外にはわからない感覚ではないかと思うけど。シメさんは本当に「ザ・宝塚の男役」って感じのスターさんだったし、あれだけ宝塚を愛してたスターさんって稀有なので、音楽学校生にその精神を伝えて行ってるって事が、シメさんの現役時代を知っている者としては凄く「いいなぁ」と思える事だったりします。いやはや、ホント贅沢なことだよ、シメさんの直接指導だなんて…！（溜息）。

話はちょっとズレるんですが、数ヶ月前に退団したリカさん（紫吹淳）も「ザ・宝塚の男役」だったと思うので女優転身がピンと来ない部分があったんですが、どうも男役を捨てて女優転身という事ではなくて男役もしながら女優もするという形をとるらしいので、それだったら納得だなーと思ったり。そういう形を宝塚から出た世界でやり続けることって難しいとは思うのだけど（やはり宝塚だからこその男役だから外部でその手法が存在できるか微妙）ワガママなファン心理としては「引き摺る」のでなければ男役も封印しないで続けて欲しいなーと思ったりするし。しかし気になったのは記事のプロフィールにあった本名だよ。苗字が以前と変わってるのは突っ込んじゃいけないところなのかしら（小声）。

話戻って。初舞台生密着はやっぱり見ちゃうと弱い。お稽古場で先輩たち（雪組生さん）に披露したところかな。先輩たちも自分たちが通ってきた道だから優しい目で見てて、その中で緊張しながらラインダンスを披露するところで既に泣いてました（苦笑）。

ケ・セラ・セラ | 夢だけ見させて（笑）

そうなの、同期生が全員揃って舞台に立てるのは、お披露目公演のラインダンスだけなんだよね。
これまで苦楽を共にしてきた仲間全員が同じ舞台に立てるのは、これが最初で最後なんだよね。
無事に踊り終えて、前の人の肩に手を置いてぴかぴかの笑顔で銀橋通っていく姿を見ると
どーにもこーにも涙が止まらないんだが、それって私だけじゃないよね〜。

ところで、お稽古場で目当てだったKIMUも結構映りこんでたのでラッキーでした。スローにしてまで確認してしまった時に「あ、やっぱもうファンの域だよ」と自覚した（遅）。だってカワイイんだもんー！それと初舞台生に稽古場映像を見ていて気になる男役さんがおりました…これは非常に危険です。ぱっと目で「おっ」と思っただけで名前まではチェックしてないんですけど、きっとチェックしない方が身のためだよね。そうでなくても「最近、ヅカに戻りつつあるよね」と言われたばかりなので、細心の注意を払ってずぶっと行かないように気をつけたいトコロ。宝塚はお茶の間距離で愛でてるつもりなので。

と言いつつ、すっごくゆーひくん（大空祐飛）主演のバウは気になって仕方ないんだよなー。 ^*1 バウホールっていう劇場が凄く好きなのもあるんだけどさ。その頃大劇場が雪組公演なんだもんっ！KIMUとゆーひのハシゴできるって事で（チケットが取れればだけどな）それって個人的にオイシイ。うわーヤバい、かなり本気になって来たかも。マジ検討します…。でもひとりで2公演行くのは淋しいので、誰か道連れを探すかな。←本気じゃん！