« 春の嵐、2日目。 | メイン | 春の嵐、3日目。 »

›2004年03月08日(月)

シブヤから遠く離れて

2回目は、1階やや後方のセンターブロックで観劇。すばらしく見易い座席位置。
表情を見るならもうちょっと前の方がいいのかもしれませんが。なので、どうしても表情をチェックしたいポイント(前日にチェック済)は、しっかりオペラグラスでチェックという体勢で臨む。

内容に関しては自己解釈が加わってしまうので書きませんが(となると、書ける事が限られてくる/苦笑)、最初に出てくる時の背中(客席登場)が1階席の角度から見たら(1度通しで見てて結末までの流れが一応わかってるからなのかもしれないけど)それだけで「ずーん」と来るものがあったなぁ…。それとクライマックス直前のナオヤとマリー2人の場面からゾクゾク来て、気が付いたら泣いちゃってたんですよ…。その時の感情を説明するとしたら「あまりにも空っぽ」で怖くなったというのがあって。ずるずるっと引きこまれていたんだと思う。音楽が急に変わったあたりがピークで涙が止められなくてねー(苦笑)軽いパニックに近かったんだと思います。舞台見てここまでになったのは初めてで、いや、号泣してしまった芝居はいくつもあるんですが(EX:「グランドホテル」「広島に原爆を落とす日」「蒲田行進曲」)その理由がさーっぱりわからないというか、思い切り「引き摺られたな」ということしかわからないのは初めて。恐怖感があったんだけど、後味は悪くなかったという、不思議な感覚で終わりました。最後の二宮のセリフの言い方と表情が秀逸だったと思います(聞いてる勝村さんの表情も)。

で、カーテンコールで再び照明が当たった時、既にそこにいるのは「ナオヤ」じゃなくて「二宮和也」だったんですよ。仕草も、表情も。ナオヤが特別な少年ではない(見た感じ)だったし、ナチュラル過ぎて「素で立ってる」と思ってた部分があったんだけど、実はそうではなくて「芝居」だった事にガツーンと来たところがありました。最後、セットの屋敷のところに入って行くのだけど、その時にちょこっとだけ軽く目礼的なお辞儀をしながら口の動きが「ありがとうございました」かな?(読唇できるほど近くじゃなかったので)動いた時の表情なんてたまらなく二宮で!さっきまでそこにいたナオヤはどこに行ったんだろうって不思議な程で「二宮って怖い役者だ」と思いました(笑)。
できるなら、もう1度観たかった。できればしばらく期間をおいて。

※私がどういう解釈をして観ていたかを知りたい方は Continue Readingで続きをどうぞ。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://tiara.lovesick.jp/cgi/mt3/mt-tb.cgi/95