無限カノン/島田雅彦
新しいカテゴリを作りました。
最近、以前のように書店に毎日寄ることができなくなっていて(職場近くに書店がないのが一因)、その代わり時々大型書店に立ち寄るようにしているんですけれど、
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雑誌コーナー以外にゆっくり立ち寄ることが少なくなっていて、お陰様で新刊だけじゃなく既刊本を見ても「あれ?これ読んだっけ?」と迷うことが多いのです(特にシリーズものだと顕著)。読んだ本くらい覚えておけよってツッコミはごもっともなんですけどね(苦笑)。
そこで、読んだ本を自分メモとして残しておこうという、どのカテゴリよりも自分のためだけに作ったカテゴリです。雑記にぶち込む事も考えたけど、雑記のエントリ数ハンパないから一応分けました。今更分けても焼け石に水ではあるんだけど、本の話題だけ拾いたい時のために。
所謂ブクログ *2 を別に作ることも考えたんだけれども、今のペースではそんなにしょっちゅう更新(=読了)できないかなーと思う。それだと別に作るのはもったいないし。とりあえず始めてみて、一緒に書いていくことが難しいと判断することになったら、別のblogを作って移動するつもりです。
あ、多分新刊だけじゃなくて既刊を結構読むし文庫化をじっとり待っているタイプなので(いや、作品によるんだけど)、きっと読書家の方からしたら「今更そんなの読んでるのかよ!」と突っ込まれる事請け合いですが、ぬる~く見守ってくださいませ。あ、読んでる本の傾向から「お薦め本があるよ!」と教えてくださるのは大歓迎です。
と、前置きおしまい。今回読んだのは完結した三部作だったので、全部読んでから書こうと思っていました。
彗星の住人―無限カノン〈1〉
美しい魂―無限カノン〈2〉
エトロフの恋―無限カノン〈3〉
実は、表紙買いです。
まぁ厳密に言ったら、島田雅彦氏の作品は何作か読んだ事があるので完全なる表紙買いとはいえないんですけれども。
(余談ですが、私は表紙買いで「当てる」確率が高いので、自分のカンと運を信じてます)。
裏のあらすじを見たら好きそうだったので、購入。読み出したら止まらねぇ~!だったんですが、文庫1冊読むと時間が取れなくなったりで、なかなか次の巻に進めない事態が起きて…結局2ヶ月以上かかってしまったよ、とほほ。
第二部と第三部で、語りの主体が変わるために文体が変わることと、第三部は「メランコリー」がちょっとしんどかったかなぁ。結構「第三部は読まない方がいい」なんて感想をネット上には見掛けたし、文庫最後に掲載されている解説にも「第三部を読まないという選択もある」なんて書かれているんですが、私は第三部は後半からリズムに乗れて面白くなったし、結末も納得なんだけどな…。
って、第三部を最終的に楽しめたのは、単純に私がカヲルを好きだからかもしれませんが(笑)。
そうそう、三島の「春の雪」を、時間作って読んでみようかなーと思いました。前半で挫折しているので(オイ)。