« おめでとう! | メイン | 花より団子。 »

›2006年12月10日(日)

知らないという罪。

レイトショー(21:50上映開始)の「硫黄島からの手紙」を見てきました。
まだ「父親たちの星条旗」を未見だったのが心残りではあったのだけれども、先週突発的行動を取ってしまった影響もあって、時間(と体力)を捻出できなくてさ。
公開順に見なくてはならないモノでもないだろうから、順序にこだわらなくてもいいかと思ってね。
そんな時間からの上映でしたが、某シネコンは満席でした。2スクリーンで上映してる上、満席で老若男女客層も幅広くて、今まで経験したことがちょっとないような雰囲気だったなぁ。

ちょっと前に「太陽」を見たと書いたかと思うんですけれども、あれも昭和20年の戦争をしている時の日本の映画で、日本人ではない監督が日本語で演じる役者たちを撮っていて。なんとなく自分の中ではリンクしたと言うか。きっと自分は「日本の昭和という時代」を知っているとは言えなくて、それは恥ずべきことなんじゃないかとか、そんな事を考えました。
戦争、という事に関して言うならば、原爆については同世代の中では比較的色々と知識があるつもりでいたのだけれど(余談だけど、だからこそ「ANOTHER」が許せなかった…)、知っているとは言えないし。ま、特に原爆ってのは扱いにくく結論を出しにくい事実でもあるのだけれど、片面だけ見たりするのでは不充分なのだと言う事を叩き込んだ原点かもしれないなぁと思ったりします。
あとは、戦争はしてはいけないこと、というのは大前提としてあるので、そういう思いを新たにしたというよりもむしろ、基本的に「自分の側」から見てしまうけれど、別の側面からも捉えて、その上で自分の信念を貫きたいなぁなんて事を考えました。

あとさ、二宮って怖いなーって思いました。いや、知ってたけど。二宮の怖いまでの凄さなんていやって程知ってたけど!
「本当に獲るって言ったら獲るよ、あの人」とは思っていたけれど、一方で、今回に限っては「どこから来るんだろうあの自信は…」と思っていたんだけどさ。自信もつよ、あれは。うん、当然だ…。
あまりに怖いので今度から二宮にコンサートでむやみに手を振ったりするのはやめようと思います(笑)。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://tiara.lovesick.jp/cgi/mt3/mt-tb.cgi/1513