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›2008年11月04日(火)

グッドドリームズ/菅知香

映画「BANDAGE」の脚本の元になった小説です。携帯小説としてタワレコのサイトで読めると聞いていたんですが探し方が下手だったからか発表になった日には見つけられず、ようやく見つけて読みました。

グッドドリームズ(携帯小説)
http://tower.jp/disp.php/pub/gooddreams/

1991年から1992年のできごとなんですけれど、主人公が高校生の女の子で、バンドのメンバーの事は彼女の視線を通して書かれるので(基本一人称)、映画の原作と言うよりは原案と位置付くかな。非常に展開は夢物語、うん、そうねタイトルがまぁ「グッドドリームズ」だもんね。妄想はそれをちゃんと形にして認められるところに出すことが大切なのね…ごにょごにょ。

しかし、バンドに青春(の一部だったり全部だったり)を捧げた友達(相方含む)から聞いた武勇伝(?/笑)と似たエピソードがいくつかあったりかすっていたりで、そういう意味では非常に興味深かった。「誰でも、一作品だったら実体験から小説が書けるものだ」という言葉を学生の頃に何かで読んだ記憶があるのだけれど、作者や作者が親しい(親しかった)友人の体験談+αな小説だったりするのかもしれませんね。ただ、設定としてはまだデビューしていないバンドにしておくべきだったと思うのよねー。ホールで既に公演しているバンドだとその展開は「なさそうでありそう」というラインにしてはちょっとハードルが高くて夢物語に入りづらい。

うーん、うーん(言葉を必死に探しています。←察して)、妄想小説も書いて出すところに出して認められれば勝ち組だな、と。いや~書いておくべきですね、自分にだって書けるかも?と思う人は言うだけじゃなく。って、言葉探した結果がコレかよ(苦笑)。