笑顔のゲンキ。
お祝い事続き、です。
1年前の話を書くので、興味のある方は続きをどうぞ。
(ヤス、お祝いなのに続きに隠れてゴメンね)。
なんとなく今まで書けなかった、昨年の話。
2006年9月10日、関ジャニ∞は仙台でコンサートだった。
元々コンサートツアー初日だったはずのその日は、申し込み多数のため前日に追加公演が決まったため、2日目、の日程として開催された。
ツアー発表時に、ツアー初日の日付が日付だった事で、色んな憶測が飛び交った。
初日が前日に変更になっても、憶測からの望みを抱いたファンが減ったとは思えない状況だった、と思う。
9月10日のその公演で、客席からは誕生日を祝おうとする声が、あがった。
それが、9月10日生まれの彼に対するお祝いである事は、その場にいる誰もが明らかに、気がついていた。
9月10日の彼を祝いたいと思っている人たちがいた。それがその場にそぐわない状況であるとわかっていても、強行突破したいという雰囲気が、ちょっとだけあったと思う。
だから、一部の人から派生していたその祝いの歌は、9月10日生まれの彼の名で、歌われた。
5月9日生まれの彼はその歌に、いつもよりちょっと硬い表情で「違うでしょ、ヤスくんでしょ、明日でしょ」と、ダメ出しをした。
明かにそれで、空気がちょっと重くなった。
だけどその時、9月11日生まれの彼は、ステージの中央に立った。
笑顔、で。
最初、雰囲気はお世辞にもいいとは、言えなかった。それでも、翌日に誕生日を控えている、当時21歳だった彼は、笑顔だった。
そして、5月9日生まれの彼が仕切りなおして再びお祝いの歌は始まった。
歌の最後まで笑顔で、そして最後にふんわりと、更に笑った。
会場中の声を全身で抱きしめて「ありがとう」と笑った。
空気がそれで、ちょっと軽くなった。
今でも思い出すと胸の奥が痛くなる。
二人分の、おめでとうを引き受けて、翌日22歳になる彼は、笑顔で会場を見渡した。
もしかしたら、ちょっとした悪意が含まれていたかもしれない、それさえも飲み込んで。
その笑顔には一点の曇りもなかった。
お誕生日は特別な日だ。なのにそんな笑顔は、切ない。
あの状況で、笑顔でいられる強さが、凄く凄くカッコ良くて感服した。
強い子ヤスダ、できる子ヤスダ。
コンサートで、客席を見ている時も、客席登場して近くを通っている時も笑顔。
(そういえば遠い昔、偶然すれ違った時もふんわり笑顔、だったね)。
そんなヤスダが、もう切ない笑顔にならないように。
たくさんの幸せが、あなたを包みますように。
安田章大くん、23歳のお誕生日おめでとう。
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