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›2008年10月08日(水)

落語ノススメ。

相変わらずこっそりと落語にハマっている今日この頃なのですが(こっそり?)。
本日は柳家花緑さんの独演会に行って参りました。

聞いたのは前座のお弟子さんを含めて三席。

・高砂や(鬼〆)
・粗忽長屋(花緑)
中入り *1
・おせつ徳三郎(花緑)

もちろん、落語を聴けるのもすっごくわくわく楽しみなんだけれど、噺に入る前のマクラ(噺に繋がっていく雑談)が楽しみだったりもするのです。
粗忽長屋はマクラが分かりやすかったので「おっ、粗忽長屋だね!」と言いたくなった。
タイガー&ドラゴンでも使われていたし、初心者向けの本では必ずと言っていいくらいに紹介されている噺だからあらすじもサゲ(オチ)も知っていたのだけれど、笑い過ぎて腹筋が痛くなりました。えへへ、本望です。
あ、ちなみにマクラだけで20分くらいありました。でも退屈しないの。飛行機の話(9月に飛行機が2時間半遅れた話)は、体験談を語っているだけなのに、噺家さんが語るとこんなにおもしろいのか!って思いましたわ…いいなぁ、話術に長けた人(って、花緑さんそれが仕事だから!)。

おせつ徳三郎は、前半と後半どちらかだけを演る事が多い演目で、全部続けて演るのは珍しいそうですよ。 *2 独演会だからこそ、全部できるんですよねー。贅沢だなぁ。前半は滑稽話?、中盤は人情噺、最後はどんでん返し。サゲも「ああー!」と綺麗にオチて、すっきりできました。

今回も著書を購入するつもりで行ったのだけれど、もう書籍が売り切れていて(余り沢山販売していなかったみたい)、その代わり手ぬぐいが販売されていたので迷わず購入。だって噺家さんの手ぬぐいをいつか入手したいなーと思っていたんだもん。しかも花緑さんの手ぬぐいが購入できるチャンスがこんなに早く巡ってくるとは思ってもみなかったよ~。
終演後に、会場で購入したその手ぬぐいにサインを頂いて、写真もちゃっかりツーショットでお願いし、最後に握手までして頂きましたよ。サイン会の間に交わされている会話も、ウイットに富んでいてすごく楽しいので、自分のちょっと前の人の時から耳ダンボで聞いてました、てへへ。

いやいや、本当に楽しく面白くて沢山笑った2時間半でした。また独演会があれば張り切って行かなくちゃ。あ、来月は東西競演があるみたいなんだけど、行こうよー行こうよー小遊三さんが特別出演よー(私信)。

そうそう、弟子の鬼〆さんは「台所鬼〆(だいどころおにしめ)」という芸名なんですよ。ぷふふ。これだけインパクトある芸名も凄いよねー。彼が大物になったら「私、彼が真打になる前に観たよー」と言いたいので、早く出世してね。って、これ、どこぞのJのつく事務所でもよく言うセリフだな(笑)。

  • *1 : 休憩
    *2 : 前半が「花見小僧」後半が「刀屋」というらしい。